書評 – 理科系の作文技術 「第一章〜第三章」

往年の名作である『理科系の作文技術』を読んでいる。文庫本サイズではあるものの、内容が濃いので少しずつまとめてブログにまとめていく。

本を手に取ったきっかけ

最近はまめに技術系のブログ記事を書くように心がけている。対象について分かりやすく書くことを通して自分の理解を深めることをモチベーションにしている。ここしばらくブログを書いてみて「そもそも、分かりやすい文章とは何なのだろう?」と考えるようになった。

『理科系の作文技術』は僕が大学生の頃に、教授から「論文を書く前に一読しておくように」と勧められた本だ。ずいぶん昔のことだ。しかし最近でも、ブログ界隈で『理科系の作文技術』を推す声がちらほら聞こえてくる。一過性の流行本ではなく、確たる地位を築いた本なのだろう。

僕も分かりやすい文章を追求するため、あらためてこの本を手に取った次第だ。

明快・簡潔な文章

明快な文章を書くための心得として次の三つが挙げられている。

  1. 一文を書くたびに、その表現が一義的に読めるかどうかを吟味する
  2. はっきりと言えることはスパリと言い切り、ぼかした表現を避ける
  3. できるだけ普通の用語、日常用語を使い、またなるべく短い文で文章を構成する

例として「〜ではないいかと思われる」という表現は避けるように書かれている。僕も気をつけなくては…。

なまの情報

本書の第二章から一部分を引用する。

ひろい題目のなかで自分で主題をえらべる場合には、できるかぎり、自分自身が直接にことに当たりものに当たって得た情報 – なまの情報 -、またそれについての自分自身の考えに重点をおくべきである。これらは、たとえ不備であり未熟・浅薄であったとしても、オリジナリティーという無比の強みをもっている。

「なまの情報」は確かに強い。僕は今は『世界で闘うプログラミング力を鍛える150問』を解きながら解答例をブログ記事にまとめているけれど、解答は自分自身が解いたリアルなものだ。僕が作るものより、いい解答もあるかもしれない。しかし、自身で考えて書いたものでない限り、深い考察は難しいだろう。少なくとも思考の過程を文章に落とし込むのは無理だ。

何かを書いて公開するときは、内容に「なまの情報」が含まれているかを意識的に確認するようにしよう。

根性 (のようなもの)

凡人としての心得も書かれている。

天才は別として常人にとっては、スッキリと筋の通ったものを書けるかどうかは、自分の書いたものをきびしく見直す能力と、何度でも書き直す根気とにかかっているのではあるまいか。

精進します…。

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